A:本キットの感度(陽性一致率)は87.3%、特異度(陰性一致率)は100%です。
(※特定の病気に罹患している集団に対して検査を行ったとき、陽性を示す割合が感度です。逆に、特定の病気に罹患していない集団に対して検査を行ったとき、陰性を示す割合が特異度です。
本キットを使用した臨床試験段階では、臨床的に新型コロナウイルス感染があると確認された126例のうち本抗体検査キットで110例が陽性です。感度は87.3%(110/126)となります。一方、臨床的に新型コロナウイルス感染がないと確認された症例の62例は完全に陰性です。特異度は100%(62/62)となります。)
A:現在保険は適用されておらず、自由診療(全額自己負担)となります。
A:はい、お受けいただけます。
A:本抗体検査キットはランセットという小さな器具で指先に針を刺し、出てくる血液を採取し検査します。
A:血糖の自己採血で使われる穿刺器具を使っています。一般的な注射よりも痛みを感じず、指先を指や輪ゴムなどで弾いた時の痛みに近い感覚です。
本キットは、血清/血漿/静脈全血(腕等の静脈)検体でのテストを目的としています。
一般の方には難しいため指先としています。そのため正確率が病院等で行うより下がりますのでご承知ください。
A:飲酒と検査のタイミングは関係ないですが、できれば検査の前にお酒は控えていただくようお願いします。
A:抗体とは、異物に対する免疫反応によって体内で作られるものです。感染してすぐは作られませんので、発症してからしばらく抗体が検出されない時期があります。抗体は、免疫細胞から産生され、体内に侵入したウイルス等の異物と特異的に反応し、これらを無毒化・攻撃する物質です。
抗体検査は「抗体の有無」を調べることができる検査です。
A:Ig M陽性は感染早期を意味し、Ig Gは感染活動期を意味しています。
本抗体検査キットでは、「IgM抗体」、「IgG抗体」の2種類の抗体を一度に調べることが可能です。
A:本キットは、定性的検出および診断の補助としてのご使用いただいております。新型コロナウイルス感染症の臨床診断または治療意見を求める場合、医療機関へご相談ください。
A:新型コロナウィルス感染症では、感染してから概ね14日程度で90%以上が抗体陽性になるとも言われていますが感染直後は抗体は十分に作られておりませんので、抗体検査が陰性であっても「新型コロナウィルス感染症ではない」と言い切ることはできません。
A:PCR検査が現在ウイルスが存在しているか調べることを目的としているのに対して、抗体検査は抗体の有無を調べることを目的としています。本キットでは血液中に抗体が存在すれば判定が可能なため、採取方法や採取部位、検査時期による影響を受けません。
A:普段生活されていて気づかない間に感染して、無症状のまま周囲の人に感染する、いわゆる不顕性感染(無症状感染)があると推測されています。
過去に感染したと考えられるIgG抗体が陽性であればすでに免疫を獲得し感染リスクは低くくなるため社会活動を継続・再開しやすいという考え方から検査を行うケースもあります。ただし一方ではIgG抗体を産生していても十分な免疫を獲得しているかどのくらいの期間免疫があるかなど現時点では不明なこともあります。
A:15分程度をお考え下さい。
A:抗体検査の意味を考えると繰り返し受けることが理想的です。
A:過去に感染して抗体ができる場合と、できない場合、また抗体が早期にできる場合と時間がかかる場合など、様々な可能性があり、免疫があるとは言い切れません。
A:抗体による免疫機能が低下したか、抗体ができていないのかもしれません。感染によって身に着く免疫機能は1か月以内、あるいは20日~30日後に低下する可能性があるといった研究結果もあり、時間とともに再感染する可能性もありえます。
またIgMは比較的早期に抗体ができIgG抗体が長期かかると言われていますが、免疫を得られるのは1~2割、日本人は交差免疫もあり、抗体ができない可能性もある、といった意見もあり、定説ができていません。
A:過去に感染しIgG抗体有りと考えられる陽性の場合、今症状が無ければ保健所に相談してもPCR検査を受けることは難しいのが現状です。自由診療として自己負担でPCR検査を受けることは可能です。
また、現在活動期、初期の可能性がある陽性の場合で医師の診療を受診したい場合は無料のオンライン診断を予約するご案内が可能です。診療結果として医師の判断によるPCR検査の場合は保険適応になります。
A:抗体が無いのであれば過去に感染したことがない、ということが考えられますが、感染初期(1週間以内)だと抗体値が上がっておらず、検査は陰性と出ることが稀にあります。あくまで補助検査とお考えください。
A:すでに発熱している場合でも抗体検査キットをおこなうのも良いですが、より詳しい判定はPCR検査や抗原検査で診断することをおすすめいたします。
A:はい、お受けいただけます。ただ体調のご様子によってかかりつけ医へのご相談をおすすめいたします。
A:食事制限は特にございません。
A:家や会社等で自分で検査する場合は医療行為ではありません。法律上でもその認識となります。従いまして、使用済みの針も医療廃棄物にはなりません。現在の検査キットについている穿刺針は使用後自動的に凹みますが、危険性も考えられます。 廃棄方法は特に注意点はございませんが、使用した穿刺針と消毒綿は袋にいれ、さらにごみ袋に入れて廃棄することをおすすめします。