GARMIN(ガーミン) GPS/GNSS について
Garmin(ガーミン)は1989年にアメリカで設立・創業されたGPS製品の世界的なトップブランドです。
社名の由来は、共同創立者の ゲイリー・バレル 氏(Gary Burrell)の【Gar】 と高民環 博士(Min H. Kao)の【Min】をつなげて【Garmin】という社名がつくられました。
2017年で、創業28年目をむかえたガーミンはお客様の生活に深く関わるナビゲーションや通信デバイス、GPSの測量メーカーとしては世界的に有名で、アメリカの一大スポーツイベントのスーパーボウルで宣伝広告をおこなうなど、その名前は世界的に知られており世界中に数多くの販売店が存在します。本社は現在(2017年1月時)、スイスのシャフハウゼン州シャフハウゼンにありますが事実上の運営をおこなっているのはアメリカ合衆国カンザス州にある、ガーミン・インターナショナル社(Garmin International, Inc.)となります。
ガーミンの関わる製品には馴染みのある、ランニングや登山などのアウトドアスポーツ用の製品から、船舶、航空機、自動車、モータースポーツ、研究開発、測量、無線アプリケーションなどのあらゆるシーンでGPSを販売、展開しておりすでに数百万台以上の製品を製造・販売している実績があります。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアにオフィスがあり世界中の施設では商品のコンセプトから販売品までの製品開発のその全てを自社でおこなっております。ガーミンが垂直統合と呼ぶそのプロセスは設計、製造、倉庫、マーケティングに関わる業務を全て組織内で行うことで生み出される革新的なアイデアやその環境を誇り、強みとして位置づけているようです。
創業から10 年後には 1,000 人の社員数を誇るまでに成長し、さらにその数は4年で 2倍、2007年には、Garminグループ全体では世界で約8,000 人以上までに達しており、2017年時点では1万人を超えております。この世界的な企業、GARMINはアジア市場の中、日本では2017年4月1日にガーミンジャパン株式会社が前進にあたる株式会社いいよねっとと統合され、新会社としてスタートすることとなり、米国やヨーロッパのように日本市場に向けて今後さらなるガーミンのサービスや活躍が期待されております。
GPSのトップブランド ガーミンではアウトドアスポーツシーン以外にも組み込み型のGPSモジュールやGPSレシーバーなどの開発者様向けの商品、近年ではより一層、皆様の普段の生活にかかわるヘルスケアデバイスや車両のドライブレコーダー、アクションカメラなどの商品もラインナップに加わり、普段の生活の中でガーミンデバイスを見かける機会がより一層、増えてきているものと感じます。駅伝やマラソンのテレビでランナーがGARMINのフォアアスリートを着用していたり、またGARMIN JAPANではGARMINアンバサダーとしてタレントを起用したり、プロスポーツチームとのサプライヤー契約、エアレースや各マラソン大会のサポートなどなどGARMINブランドの認知度も国内では日増しに高まってきています。
スマートフォン、AI、VR、IoTなどの技術革新が騒がれている昨今、GARMINも垂直統合の強みを活かして新たな製品が続々発売され、これらの新しい技術にシームレスに対応し続けるGARMINは実際に利用する人や場所を想定して開発をおこなっていることで、今も昔もGPSのトップブランドとして在り続けることができているのでしょう。
日本国内では未発売のモデルで海外では、世界中どこからでもSMS通信で信号を発信できる機種や狩猟犬用発振器、受信機、海底地図や各種センサーなどの商品もございます。
弊社(IDA)では15年以上(2016年時点)にわたり、ガーミン製品を販売し続けてきました。
その中でも登山やランニング、自動車、バイク、自転車パラグライダー、マリンスポーツなどのアウトドアシーンで活用されているハンディGPS受信機やGPSスポーツウォッチなどの製品を得意としております。その他にもGPSモジュールやレシーバー、GARMINデバイスの各種アクセサリーなどGARMIN商品を多数取り扱っております。英語版の機種には弊社独自マニュアルを付け、それらのGPSデバイスには保証やご購入後のサポート・アフターフォローにも力をいれGARMINとともに成長し続けて参りました。
測位衛星システムの世界でもガーミン同様に近年さらなる開発が進んでおり、GPS以外のヨーロッパのガリレオ、ロシアのグロナス、中国の北斗、そして日本のみちびき 準天頂衛星(QZSS)(総称としてGNSSと呼ばれる)が近年そのシステムを構築するべく計画が進行しています。GPS衛星以外にも各国の測位衛星システムが受信できるようになればその分、より良い条件下の衛星電波を捉えることができるので、位置情報の精度向上などが見込めます。もちろんガーミン受信機でも近年のモデルでは各国のGNSS測位システムに対応しております。従来のGPS測位と比べると測位できる衛星の数が倍に増え、電源ONから測位されるまでの時間短縮やGPSの感度も性能もアップし衛星をロストする機会も減らせることができるようになっております。
これからもGARMIN(ガーミン)はGPSをはじめ、世界の測位システムGNSSの開発とともに日々進化を遂げていくものと考えております。
現在当店で取扱いのあるGARMINの商品をいくつか紹介させていただきます。
ガーミンGPS/GNSSの中で弊社で特に人気のシリーズはアウトドアシーン用途で活躍する、ハンディGPS※1とスポーツウォッチのフォアアスリート※2などがございます。こちらのシリーズはいずれも10年以上続くモデルがあり昔からガーミンGPS/GNSSをご愛用いただいているヘビーユーザー様から官公庁、大学、法人関係様から初めてGPSを購入するというお客様まで数多くの方がすでにご利用いただいております。
アウトドアGPS/GNSS
※1:MAPシリーズやOREGONシリーズ、小型で稼動時間の長いeTrex(イートレックス)シリーズ、腕時計型のForetrex(フォートレックス)、ウルトラマラソン、アースレースにおすすめのfenix(フェニックス)シリーズなどがございます。地図表示の有無、日本語表示、タッチパネル操作、記録容量、デジカメ機能、気圧高度計、3軸電子コンパス、LCD画面サイズ・解像度、Bluetoothによる無線通信、面積計算、耐久性能その他にも機能はたくさんございますが、これらの機能の違いがございます。
ハンディGPSは、登山や藪漕ぎ(やぶこぎ)をされる方、簡易測量、登山の山行予定、釣り場のポイント登録、移動した軌跡、ナビゲーション、ケイデンスセンサー、心拍センサー対応機種ではアウトドアスポーツ全般に対応などその使い方は様々です。幅広い活用方法がございます。
■日本版ハンディGPS(GARMIN) 比較
■英語版地図搭載GPS 比較
ハンディGPS「eTrex30」を実際に使用した記事:「カリブーの季節移動を追いかけて
」
スポーツGPS/GNSS
※2:フォアアスリート(ForeAthelete)は主にマラソンやジョギングなどをされる方のペースや速度、走行距離などを計測するGPS/GNSSスポーツウォッチです。防水性能や稼動時間、光学式心拍などの性能面とリカバリーアドバイザー、VO2MAX、バーチャルペーサーなどの機能面の違いで複数モデルがございます。
スポーツウォッチではございますが、普段の生活を管理するライフログ(活動量計)の機能もついた機種もあり常時装着する時計としてもご利用いただけます。替えのベルトもカラーや素材、デザインが豊富なのでご自身の好みにあわせてカスタマイズすることができます。
フォアアスリート機能アイコン 比較
フォアアスリートGPS仕様 比較
「フォアアスリート610」を実際に使用した記事:「団塊世代の市民ランナー
」
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